児童福祉
フィンランドでの児童福祉サービス
の始まりネウヴォラ
フィンランドには「ネウヴォラ」という国民すべての健康管理と医療行為にたずさわる保健相談所がある。ここでは、特に幼児・児童と子育てにかかわるサービス内容を紹介する。
ネウヴォラで妊娠娠が確認されると「父親手帳」と「母親手帳」の交付を受け、出産までの両親教育や妊婦検診、出産後のこどもに対する予防接種などが受けられたり、子育てなどで悩んだ場合もネウヴォラが相談にのってくれる。
また、ネウヴォラは、子供が生まれると「こども手帳」を発行
]以後の受診記録が就学までネウヴォラで記入される。児童福祉政策で、国内でも先進的な政策を取っているエスポー市では、このネウヴォラでの記録が学校へと引き継がれ、ひとりひとりの学習指導に役立てられる。この受診記録でこどもの心身に関するすべての情報を把握し、こども一人一人が適切な教育的配慮と措置を受けるための基礎的な資料となるのである。また、原則として胎児の頃から小学校の入学までの検診は、同じ医師と保健婦により継続的に行われる。
育児保障
一方、両親の立場に目を移すとどのような保障があるのだろうか。
育児保障
子供を授かった両親は、子どもが三才になるまでの間に育児休暇を取ることができる。この期間中、雇用者はいかなる理由があろうとも解雇することができない。また、職場のポジションは、育児休暇前のポジションもしくは同等の職場へ戻ることが保障されている。また、就学年齢に達するまで、両親は通常の労働時間をこなさなくても良いという「部分的育児休暇」を取ることができる。
一人の子どもの育児に対し、社会全体がバックアップしていることになる。
保育グループ
フィンランドでは生後10ヶ月から保育所で子どもを預かるが、そのグループは、0歳児以上3歳児までのグループと3歳児以上就学前までの2グループに分かれている。また、保育者(保母や教師)の数も3歳児以下のグループの場合は、保育者1人当たりこどもの数は4人までで、3歳児以上のグループの場合は、保育者1人当た
りのこどもの数は7名までと定められている。ちなみに1保育グループの最大人数は、いずれの年齢層の場合も21名である。
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各家庭の両親の子育ての方針に合わせて、就学前の幼児に対しては大別して3種類の保育制度が用意されている。
自治体が提供する社会福祉サービスのひとつ。未就学幼児を一日(通常6:30〜18:00)もしくは数時間預かる施設。夜間保育や24時間体勢の保育サービスを行う施設もある。また、一般的に幼児保育時間は最長10時間と定められている。
未就学幼児を一家庭に集めてケアするシステム。保育ママとして登録されたスタッフが最大4名までの児童を保育ママの自宅で保育する。この保育システムの長所は、グループに参加している保育所での集団保育と違い家庭の要望に応じて、より細かく保育の方法が決められることにある。各ファミリー・デイケアは、至近のデイケア・センターに所属しており、必要に応じて保育所の職員や幼児たちとの交流が図られる。。
デイケア・センターよりも少ない人数で保育される特別な保育システム。身体的に
特別なサポートが必要な場合や精神的に社会と接することに支障がある幼児・児童に適用される。
保育費用
保育費用の自己負担額は、家族の収入と家族構成により無料からFIM1,100と格差がある。実際の子ども1人当たりにかかる費用は、FIM5,000位といわれており、その差額はは自治体が負担している。
就学前教育
フィンランドでは2000年9月より正式に全6歳児に対して就学前教育を開始した。フィンランドが導入した主な目的は、学校に入学してから子どもたちが生活環境の変化にスムーズに対応できるようにするためである。そのため、プログラムは、「勉強」を重視するものではない。この就学前教育の指導者は、幼児教育資格を持つスタッフで、就学前プログラムは、毎日4時間までと決められている。
学童保育
就学児童が学校での授業終了後に利用できる施設で、登録などの必要はない。
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