|
「北極圏」と気軽にいいますが、どこを北極圏というのかご存知でしょうか。1年のうちでまったく日の昇らない日、あるいはまったく日の沈まない日が1日でもある地域が北極圏です。その入り口がロヴァニエミのサンタクロース村内、北緯66度33分にあります。1年で1番日が短い冬至の前後短くて1日、長ければ1ヶ月以上、日が昇らないのが北緯66度33分以北の北極圏です。
太陽が昇らない季節を「カーモス」とフィンランド人は呼び、ラップランド5番目の季節ともされます。太陽が昇らないとはいっても、地平線のかなたから漏れてくる太陽の光があたりを照らします。そしてつもった真っ白な雪に光が反射するのです。太陽は昇るけど雪があまりつもらない南部では絶対に見られない美しい風景です。
さらに、ラップランドでは真っ暗ではないけれど明るくならず、あたりが真っ青になる、そんな微妙な美しい風景を味わうことができます。フィンランド語で「シニネン・ヘトキ」、直訳すると「青い瞬間」。地元の人はたとえ太陽が昇らない時期があっても、この青い瞬間を見られるからラップランドを離れることができない、といいます。青い風景に真っ白な大地と樹木が浮かび上がるのです。

白はほんの少しの明かりでも吸収します。だから、ラップランドでは真夜中でも真っ暗というわけではありません。満月の夜ならば、月明かりが雪の上に影をつくり、あたりをほんのり明るく照らすのです。森の中を散歩すれば、幻想的な雰囲気を味わうことができるでしょう。
冬のラップランドは「寒い,暗い」と思い込んでいる方もたくさんいるでしょうが、そんなことはありません。青い瞬間を代表とする風景に雪の反射の明るさ。そして、湿気が少ないことから体感温度もそれほど寒くありません。
確かにマイナス30度まで下がることがありますが、毎日ではありません。
一度マイナス30度を経験すれば、次の日にマイナス15度まで上がると「今日は暖かいね。」といえるくらいに人間は環境にすぐ慣れることができるのです。
行ってみないと分からないことばかりのフィンランド。青い瞬間に、オーロラ、フィンランドならではの不思議な光を見に北極圏に出かけてみませんか?
|
|
|
|