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フィンランドは今が冬本番です。今シーズンは晩秋からぐっと冷え込む日が多く、いつもより寒い冬となっています。年末から正月にかけて南の首都ヘルシンキではとくに寒い日々が続きました。北極圏では、−10度など珍しくない気温ですが、海沿いのヘルシンキでは風が強いために同じ気温でも体感温度がぐっとさがります。さらに、首都ではおしゃれな人が多いのも寒さを感じる一因。ラップランドでスキーウェアーを着て町中を歩いていても、まったく違和感がないのに、ヘルシンキだとおしゃれな帽子やコート、さらには靴ということで防寒には多少問題ありなのです。
ここ数年は暖冬で、とくにシーズンはじめは雪不足のこともありましたが、今年はそういった心配もありませんでした。2002年12月30日は、東フィンランドのクーサモで−39、5度を記録。年が明けても寒さは続き1月7日未明には同じくクーサモで−40度を越え、41、3度。南部のヘルシンキでさえも−31度を記録しました。こうなるとさすがに寒いので、首都でもスキーウェアーで歩く人が多くなります。もっと困った問題が水道が凍ってしまうこと。北極圏では−30度を越えても対応できるのが、南フィンランドではこれだけ冷え込むのが珍しいため、首都圏では数千件の家で水がでなくなったようです。そのため、年明けから水道局は大忙し。最低気温を記録した1月7日は夜の9時まで家から家を渡り歩いて、水道がでるように解凍作業を続けました。
ヘルシンキ市民は水道局の働きに大満足。朝に電話をして、その日の昼には作業が始まったとか。水道局では、「いつでもかけつけられるようにいくつものグループが待機してるし、もちろん残業もいとわない。長くても待ち時間は5時間だ。」と誇らしげ。この寒さはもちろん例外で、約15年ぶりの寒波といわれています。水道が凍らないようにするためには、さむーい夜に少しだけ水を流しておくこと。流れがあれば凍ることがないようです。
空気が澄んでいて晴れていれば、放射冷却で気温がぐっと下がるのが普通。全てが凍って澄んだ空気の中、夜には見事なオーロラが舞うのもこの時期。しっかりと重ね着をして、日本では味わえない世界にいらっしゃいませんか?
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