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■ スーリ・セイッカイル(サバイバー)
テレビ番組「サバイバー」は日本でも放映された世界的な人気番組。フィンランドでは「スーリ・セイッカイル(Suuri Seikkailu=ビッグ・アドヴェンチャー)」の名で放映されています。2001年から始まった番組は今年で3回目。5月半ばから夏至の直前までの約1ヶ月、フィンランド国内でサバイバル・ゲームが繰り広げられます。アメリカの「サバイバー」を元にしていますが,フィンランド版は完全に国産。メディアを利用して1ヶ月のゲーム期間中だけでなく1年間話題を提供します。
例えばサバイバル・ゲームが繰り広げられる場所もネットで前年の秋から公募します。サバイバーとたち撮影クルーが宿泊でき、しかもアドヴェンチャーの雰囲気が溢れる場所が必須です。期間中は毎日番組が放送され、ネットや新聞での露出も多いので、町おこしの一環や観光事業として様々な町が名乗りをあげます。もちろん、番組内で戦うサバイバーの参加者もネットなどを通じて募集。春に18人の出場者が決定すると、タブロイド紙にデカデカと写真入の詳細なプロフィールが紹介されます。参加者は9人ずつの2チームに分かれ、視聴者が携帯を使って人気投票をして各チームのキャプテンを決めます。番組放映中も投票は行われ、途中でキャプテン交代ということも。もちろんゲームと投票の行方で脱落者がでていきます。優勝賞金は30000ユーロ。52歳で最年長の2人の子持ちのおじさんや中国から幼少にフィンランドに移り住んだ学生やロンドンでデザイナーをするフィンランド人女性などバッググラウンドは様々なサバイバーが集まりました。
今年の「スーリ・セイッカイル」は東フィンランド、カレリヤ地方のコリで戦われました。独立前のフィンランドの芸術家が好んでコリを訪れ、様々な作品を残したことでも有名な美しい国立公園で、夏至直前の白夜のもとサバイバーが撮影されました。今年は例年より若干寒かったせいもあり、日本の番組での「南の島でのサバイバル」とはちょっと違った雰囲気。でも、誰もがサバイバーを目指して真剣に戦うのはフィンランドでも同じ。森と湖の風景の中、他を引き離してグランド・フィナーレに勝ったのは、地元出身で現在は首都ヘルシンキに住む23歳の学生、ヘンリでした。サバイバーも終わり、本格的な夏の観光シーズンが到来。美しいコリに来てみませんか?
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