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■ PIKKU G
25.02.2004
テレビ番組の「アイドル・コンテスト」で20代の女性が優勝したように、フィンランドでは「若さ」だけがちやほやされることはありません。そんなフィンランドで珍しい10代の人気者がPIKKU G(ピック・ゲー)。義務教育を終えた16歳のPIKKU Gはフィンランドのヒップ・ホップ界のアイドルです。
フィンランドの「グラミー賞」といえる「エンマ(Emma)」が2月21日に発表され、PIKKU Gは「ヒップホップ新人賞」「デビューアルバム賞」「ベストセールス賞」「ダークホース賞」の4部門を授賞しました。小学生の頃から作詞をはじめ、趣味でDJを楽しみ、ブレークダンスに出会ってからあっという間にフィンランドのヒップ・ホップの代名詞となり、小学生からティーンを中心に大人気となりました。名前の「PIKKU=ピック」は、フィンランド語で「ちっちゃい」という意味。芸名の通り、フィンランドの16歳にしては童顔でかわいらしく、背丈もかなり小さいのですが、自分を4語で表すと「小さい」「でかい」「はやい」「かっこいい」と、かなり自信もあるラッパーのようです。
ラッパーといえば、日本でも知られた名前はやはりアメリカのエミネム。当然ながらPIKKU Gのアイドルもエミネムを始め、ドクター・ドレーといった有名なアメリカのラッパーたち。外見はちっちゃいながらもエミネムもどきの格好です。格好だけでないPIKKU Gのラップは、当然ながらフィンランド語。きちんと韻を踏んでいる上に、中学生の心情が現れている若さならではの素直でさわやかな詞がフィンランドのティーン達を夢中にさせているのでしょう。
アルバムの売上はもちろん、2003年にはフィンランドで一番のライブハウス
「タヴァスティア」でのライブ、さらにはヘルシンキ・フェスティバルで元老院広場に何万人も集めた無料の市長さんのコンサート、「グローバル・バラライカ・ショウ」の前座もつとめるほどにビッグなアーティストになりました。自分の若さも自覚しており、これからも地を足につけて活動する心構えもあるようです。
かつては、ヨーロッパチャートでフィンランドのヒップホップ、Bomfunk MCsが上位をキープしたこともあり、意外にフィンランドはヒップホップでも注目されています。今は小さいPIKKU Gもそんな世界的なアーティストの仲間入りをすることがあるのでしょうか。
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