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07.07.2004
サヴォンリンナにあるオラヴィ城
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いよいよ7月9日から湖水地方のサヴォンリンナで夏恒例のオペラ・フェスティバルが始まります。数あるフィンランドのサマー・フェスティバルの中でも、歴史があり知名度も高いのがこのフェスティバルです。フィンランド国内の優れた音楽家によるオペラのほか、子供のためのオペラや海外の国立オペラの客演と、多彩なプログラムで観客も世界中から集まります。
オペラ・フェスティバルの会場となるオラヴィ城は、当時スウェーデン領だったサヴォ地方を東のロシアから守るためにデンマークの騎士エーリック・アクセルソン・トットが1475年に建てた要塞で、湖に浮かぶ小さな島にあります。湖の水の流れが早いため冬でも湖に氷が張ることがなく、また城の見張り塔からは遠くまで見渡せたため、要塞としては敵の侵入を防ぐ優れた場所にありました。
オラヴィ城の中庭での舞台
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東フィンランドは位置的にも常に大国ロシアの脅威にさらされ、500年以上のオラヴィ城の歴史では、フィンランドの独立までオラヴィ城はスウェーデン領になったりロシア領になったり、と戦争のたびに城主を変えてきました。
そんなオラヴィ城で初めてオペラが上演されたのは、フィンランド独立前の1912年。当時ヨーロッパで有名だったフィンランド人オペラ歌手アイノ・アクテが、美しい湖水地方のオラヴィ城に感銘を受けて、幻想的な風景の中でオペラを上演したのがフェスティバルの始まり。このオペラ・フェスティバルは、フィンランド国内だけではなく海外でも評判を呼びました。
オラヴィ城の中庭での舞台
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しかしフィンランドの独立による混乱や経済的な問題、さらには世界大戦でオラヴィ城でのオペラ上演は4半世紀も中断され、1967年にやっと再開されたオペラ・フェスティバルがまた評判を呼び、今まで続いているのです。
今年のフィンランド・オペラは、若手音楽家のヤーッコ・クーシストによる家族で楽しめる「犬のカレワラ」。フィンランドの国民的叙事詩が子供向けのオペラになりました。そのほかにもゲストにはラトヴィアのオペラが鑑賞できます。湖と森の自然を楽しみ、フィンランドの芸術を体験できるサヴォンリンナにぜひおいでください。
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