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■ 走る大統領
01.06.2005
走る女たち
 フィンランドの女性は強い!大統領は女性だし、国会議員や会社の役職が女性ということも普通です。フィンランド人の家庭にお邪魔すると、静かなお父さんにおしゃべりなお母さん、なんていう光景もあたりまえ。そんな女性だけが参加できるフィンランドならではのイベント「ナイステン・クンッピ(女性の10)」はヘルシンキで22回目を迎え、春の風物詩となっています。初夏の陽気がすがすがしい、5月に市内を10キロ歩く、または走るというイベントに、今年は大統領のタルヤ・ハロネンも参加しました。

湖畔を歩くオウルのナイステン10
 大統領は、「スオミ(=フィンランド)」と書かれたナショナルカラーの青いTシャツを着て、14000人もの女性と10キロを完歩。オープニング・セレモニーで挨拶したのは、女性大臣のパウラ・レテトマキ。妊娠中のレヘトマキは残念ながら10キロをともにしませんでしたが、「ストレスを忘れてガールズ・パワーを発揮するように」とのお言葉。もともとは、女性の権利向上を掲げて始まったイベントですが、20年以上経った今フィンランドでは、オリジナルの願いは保ちつつもイベントを「楽しむ」ことも重要です。

 ナイステン・クンッピに参加できるのは女性のみ。男性向けの同じようなイベントは存在しません。男女同権というならば、男だけの10キロがあってもいいじゃないか、と思う人も今までもいたのですが、男性のみだとイベントは成立しません。というのも、10キロの距離を楽しんで走る、または歩く、だけという簡単なことが男性にはできないのです。スタートしたらゴールへ猛ダッシュ。風景や仲間と距離楽しむのではなくて、1番になるためにがんばりすぎてしまう、、、ということ。

10キロの後は、喉をうるおす。
 イベントを20年以上前に企画したグループの一人で、ずっとイベントの運営に関わってきたアンエリ・ヤルカイネンは今年の春に引退し、新しい世代にコンセプトは引き継がれました。これまでに多くの女性が単純で、楽しめる「ナイステン・クンッピ」に参加してきました。外国人であっても女ならば参加は可能。ヘルシンキの他の地域でも同じようなイベントが開催されます。春の心地よいフィンランドの10キロを来年地元の女性と一緒に歩いてみませんか?
www.naistenkymppi.fi

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