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■ ハリウッド映画のロシア In Finland?

 映像の技術が飛躍的に進んだ現代、新作のスター・ウォーズを見れば、もう映画で作り出せない世界はない、と思えてしまいませんか?でも、ほんの20年前までは映画の舞台を作り出すために、様々な地道な努力がされていました。特に冷戦時代のハリウッド映画にでてくる悪者は、すべてソ連人。そのソ連の風景をとりたくてもロケに行くだけでも大変なこと、、、。で、苦労の末ハリウッドの映画人がしたことというのは?なんとお隣のフィンランドで撮影することだったのです。

シベリア?コリ国立公園
 フィンランドだったら簡単に出入りができるし、近くだから雰囲気も似ているだろう、なんてことで冷戦時代には、ハリウッド映画ロケ班がフィンランドまでよく撮影に訪れました。ただし、あくまでも「ソ連」の撮影のために。有名なところでは1965年制作、デビッド・リーン監督の「ドクトル・ジバゴ」。映画ファンならば忘れられないこの名作、フィンランドでも美しいことで有名な国立公園コリや湖水地方のプンカハリューで撮影されましたが、映画の中ではシベリアの風景として扱われました。

クレムリン?の国立博物館
 1981年のウォーレン・ビーティのアカデミー受賞作「レッズ」では、ヘルシンキ市がなんとサンクトペテルブルグ、レニングラードとして撮影されました。ロシア革命の舞台は、ヘルシンキの観光名所、元老院広場。レニングラードの街はヘルシンキ中心街で撮影され、大聖堂やヘルシンキ大学などの建物がしっかり映っています。1983年の「ゴーリキー・パーク」(主演ウイリアム・ハート)は、ヘルシンキで撮影されたモスクワが舞台のミステリー映画。死体が発見されるモスクワの「ゴーリキー公園」は、ヘルシンキ中央駅北東側のカイサニエミ公園。マンネルへイミ通りにある国立博物館の塔は撮影中に赤く塗り替えられ、クレムリンのタワーに早変わりしました。ロシア人のエキストラとしてフィンランドの有名人も出演しました。

ロシア革命の舞台?元老院広場
 冷戦が終わった今、もうフィンランドがロシアになる必要はありません。ロシアでロケもできるでしょうし、CGでレニングラードを作ることもできるでしょう。冷戦時代の置き土産でもある、こういったハリウッド映画でフィンランドの風景を探してみる!というのも映画だけでなく、フィンランドを楽しむ一つの方法となるのでは?そして実際にフィンランドにその風景を確かめにおでかけください!

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