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憧れの国のことや言葉を知るのには、その国の恋人をつくる、あるいは映画を見るのがベスト、とよく言われます。
恋人といってもフィンランド人に日本で出会えるチャンスはほとんどなし。では映画は?映画ファンの間では知名度も高いフィンランドの鬼才、アキ・カウリスマキ監督初期の作品が1月26日から渋谷の映画館「ユーロスペース」で上映されます。カウリスマキの作品は、セットを使わず国内で徹底したロケを行うため、フィンランドの本当の雰囲気も十分に味わえます。
アキ・カウリスマキにはミカという名前の兄がいて、兄弟で映画を作りつづけています。
日本ではどちらも女の子の名前ですが、フィンランドは正真正銘男の名前。80年代前半は、ミカとアキは一緒に映画を撮っていましたが,最近は趣向もずいぶん違ってきました。アキはフィンランド国内を舞台にして、「フィンランド」らしさにこだわるのに対し、ミカはフィンランドを隠し味に使いながらも海外で撮影することが多く、「GO!GO!L.A!」ではジョニ−・デップも出演しました。
カウリスマキ兄弟の映画に対する思いは大きく、毎年夏至の前の6月に世界最北の映画祭「ミッドナイトサン・フィルム・フェスティバル」を開催し、各国の映画関係者と親交を深めています。もちろん一般の参加も可能。映画ファンをうならせるプログラムです。また、ヘルシンキ市街には「Andorra」と名づけられた映画館を経営しています。映画会社も持っています。
アキは新作の撮影を終え、来春の公開に向けて編集をしている段階。
タイトルは今のところ仮題「Irtolainen (「放浪者」の意)」。
撮影はヘルシンキ市内で行われたようです。今回日本で公開される「罪と罰」は1982年のデビュー作で、原作はドストエフスキー。そしてヘルシンキ市内のロードムービー「カラマリ・ユニオン」の2作が日本初公開。フィンランドに行ったことのある人は見覚えのある風景が見られます。そしてこれからいかれる方は、、、ヘルシンキ市内の小学生が「この映画はフィンランドを宣伝するには暗すぎる、本当はヘルシンキはもっと明るい。」と発言したいわくつきの映像をみて、実際に行ったときにはヘルシンキの明るさを味わってください。
映画については、www.eurospace.co.jp 、映画祭についてはwww.msfilmfestival.fi をご覧下さい。
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