
12月号(月一回2週目更新)
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17.12.2003
ミカ・カウリスマキ
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映画に惹かれて「その世界にいきたい」と思うことも珍しくはないでしょう。最近では、映画の撮影シーンを訪ねる、といったツアーも様々に作られています。フィンランドの映画といえば、アキ・カウリスマキ作品が有名で、ここ最近の作品はフィンランドで撮影されているため、映画を見たことある人には、ヘルシンキでなじみの深い風景を楽しむことができます。
アキのお兄さんのミカ・カウリスマキも映画監督で、アキよりも先に映画の制作を始めました。弟のアキは自分の映画を作り始める前の80年代初期は、ミカの作品に俳優として出演していたこともあり、また二人一緒に映画を作っていた時代もあります。90年代に入ってからは、兄弟で映画館経営や映画祭の主催で共同事業は続けながらも、
ミカは寒いフィンランド出身
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映画つくりはまったく別な道を歩み始め、二人とも一時海外で映画製作をしたあと、アキはフィンランドに戻り、ミカはそのまま海外で映画を撮るようになり、テイストもまったく違ったものとなりました。現在ではフィンランドに拠点を残しながらも、アキはポルトガルに、ミカはブラジルに自宅を構えており、地理上ではまったく違うように見える生活でも、実は二人ともポルトガル語が堪能になる、といった共通点もあります。
躍動感溢れるブラジルの音楽
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アキ・カウリスマキの作品は昨年カンヌ映画祭で受賞したことで、映画ファンでなくても独特の世界が知られるようになってきました。一方お兄さんのミカは、フィンランドがメインの舞台でないにも関わらず、どこか「フィンランド」を感じさせる作品が多くあります。12月に公開されるミカの新作「モロ・ノ・ブラジル」は、オープニングが寒々しいフィンランド、そして情熱的なブラジルに続く、ブラジルの音楽をとらえたドキュメンタリー映画で、ブラジルに住むミカの熱い思いが感じられる作品です。タイトルの「モロ・ノ・ブラジル」は、「私はブラジルに住んでいる」を意味し、ミカだけでなくブラジルに住む人々の音と誇りを伝えます。それでも、フィンランドを忘れないミカのユーモアが映画前半数分に充分堪能できるでしょう。本来ならば、「モロ・ノ・フィンランド」という作品をミカ・カウリスマキにはとって欲しいものですが。
地球の反対のブラジルは夏
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一方弟のアキの短編を含む「10ミニッツ・オールダー・人生のメビウス」も公開中。10分ながらいつものヘルシンキの街並みやアキのユーモアが楽しめる作品。フィンランドが誇る映画兄弟、ミカとアキの作品をぜひこの冬お楽しみください。
映画については
Moro No Brasil
10ミニッツ・オールダー
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