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■ MATTI (映画「マッチ・ニッカネン」)  
11.01.2006
映画MATTIのポスター。
伝説のV字飛行。
 今フィンランドで一番注目されている人物は元スキー・ジャンパーの「マッティ・ヌカネン(マッチ・ニッカネン)」と若手俳優「ヤスペル・パーッコネン」です。1980年代、ウィンター・スポーツで1980年代に世界を魅了した伝説のジャンパー、マッティ・ヌカネンの映画が、トリノ・オリンピック直前にいよいよフィンランドで公開されます。(フィンランドでの初日は1月13日)

 オリンピックでの金メダルが4つ、銀メダルが1つ、その他様々な世界大会で数々のメダルを獲得したマッティは、20世紀のスポーツマン、ベスト100にも選出されたまぎれもないヒーロー。キャリアの途中から結婚離婚を繰り返したり、アルコールが原因のトラブルなど、素晴らしい記録に加えて、様々なニュースを振りまいてきたマッティの映画がついに完成しました。映画製作の発端は、監督のアレクシ・マケラとマッティを演じた俳優ヤスペル・パーッコネンが飛行機で同乗した際の会話。
ニッカネンを演じたヤスペル
ヌカネンが活躍した時代に幼少時代をすごした1980年生まれのヤスペルにとって、マッティ・ヌカネンは正真正銘のヒーローでした。誰についての映画が作るべきか、という話題で二人はマッティが最適であるという考えで一致しました。そんなことも忘れかけていた2年後の2003年秋、再び二人が飛行機で一緒に映画祭へ向かったとき、ヤスペル・パーッコネンがマッティ・ヌカネンに見えたというのだから縁というのは不思議なもの。その後はとんとん拍子でプロデューサー、マッティ本人と契約が成立し、昨年各地でエキストラを動員して撮影、今年の公開となりました。

本物のマッチ・ニッカネン
 マッティ本人には、興行収入からはギャラが支払われるものの、映画製作に関しては一切口出しも出演もしない、という契約で作られた映画。スポーツマンとして美化されたマッティではなく、醜聞さえも描いた作品を一般公開前に極秘で見たマッティは、各シーンに笑い、そして涙したといいます。制作にアイデアから関わってきたヤスペルは、若手俳優として注目を集めていた時期ですが、アル中やストリッパーといったシーンも演じる必要があり、大きな挑戦でした。映画「MATTI」でパーッコネンもただのかわいい俳優から大きく脱皮したようです。日本公開はまったく未定でしょうが、来月開幕のトリノ・オリンピックは20年前のヒーロー、マッティの記録も思い出しながら、観戦してみてはいかが?

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