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ユッシ映画賞
北極圏ラリー
寒い冬も安心 
勝利が罰金?
ラップランドで初日の出?
冬にあがる花火
フィンランドのトントゥ
ピックヨウル



  4月号(月一回2週目更新)

■ キミ・ライッコネン

 地球の裏側ブラジルで4月6日にフィンランド国歌が演奏されました。F1グランプリの第3戦はブラジル、サンパウロで開催。元チャンピオンのミカ・ハッキネンが引退し、もう一人のミカ・サロが昨年でトヨタを去り、唯一のフィンランド人ドライバーとして期待を一身に受けているのが、F1は3年目となる23歳の新星、キミ・ライッコネンです。今年は第2戦マレーシアGPで初勝利を記録し、2連勝。シーズン序盤とはいえF1王者のフェラーリ、ミハエル・シューマッハーにポイントで大きな差をつけて、すでに今季総合優勝の夢にも手が届きそうな気配で地元では盛り上がっています。

 キミ・ライッコネンはデビューから大物の予感がありました。通常F1にまでたどりつくまでは、下の階級のフォーミュラで好成績を残して徐々にF1まで登りつめるのですが、キミの場合はフォーミュラ最下層から一気にF1にステップアップ。F1に必要なスーパーライセンスがおりるかどうかデビュー直前までもめたのが、蓋を開けてみれば文句なしの実力をフォーミュラ・カーで見せ付けました。その後、引退したミカ・ハッキネンの後を追うように、2年目にしてすでにトップ・チームのマクラーレンに移籍。3年目の今年、ベテランのチームメート、デビッド・クルサードもかすむ成績を上げ、シューマッハに続く王者の器としてF1界では大注目の存在となっています。

 キミのあだ名は「アイスマン」。ファンが集まっても涼しい顔で自分の世界にとどまり、インタビューでもリップ・サービスは決して言わないクールな姿、そして寒そうな(?)北欧出身といういうことでついたあだ名。でも、初優勝を決めたマレーシアGPでは、表彰台の真中で20代の若者らしい笑顔を見せて「正しい国歌がやっとF1で流れた。」と発言。フィンランドの期待を背負っていることも自覚しているようです。ブラジルGPは、雨や事故でセーフティカーが何度も入る荒れ模様のレース。そんな中、状況にあったチームの作戦と冷静にドライブしたキミ、そして運が勝利をもたらしました。今までには不運で勝利を逃してきたキミにもやっとチャンスが巡ってきました。それでも、「まだ総合チャンピオンのことは考えたくない。」とアイスマンにふさわしい冷静さがあります。F1最終戦の日本GPは半年後。日本でフィンランド国旗と国歌を体験する予定をたててみては?

 *雨の中で中断されたレースの判定に誤りがあったとされ、レース後の4月11日、判定の訂正がありキミ・ライッコネンはブラジルGPで2位となりました。総合ポイントはトップを守っています。

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