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■ 冬の明り
17.11.2004
元老院広場のクリスマス
 今はフィンランドは、1年で一番夜の長い時期です。12月下旬の冬至の前後は、日照時間が短く、北のラップランド地方では1ヶ月にも渡って、太陽を見ることができません。南に位置する首都ヘルシンキでは、太陽は昇りますがあっという間に沈んでしまって昼が極端に短くなります。

 ラップランドはすでに雪も積もり始めて、地面も森も真っ白になりました。地平線の下からもれてくる太陽の光が真っ白い世界を染めると、あたりがピンクや水色、紫に染まってとても美しい風景を見ることができます。
パワーオブライト
一方、首都ヘルシンキでは、太陽は顔をみせるものの雪がそれほど積もらないため、実はラップランドよりもなんとなーく暗い雰囲気を受けてしまいます。そのため、年末のヘルシンキでは「明り」を使った美しい演出を見ることができます。ヘルシンキの買い物通りでも知られるアレクサンテリ通りでは、ストックマンデパートを中心にクリスマスの雰囲気がいっぱい。

 また、今年で10回目を迎える「パワー・オブ・ライト」()は、11月中旬から12月始めまでストックマンデパートの西隣にあるオールド・チャーチ公園を中心に開催されるイベントです。人工的な明りのみではなく、豪快な火やキャンドルのかすかな明りなど、暗い時期ならでは美しく映える様々な「ライト」の側面が体験できるでしょう。

 フィンランドは、キャンドルの一人あたりの使用料が世界一です。夏には、白夜の季節で薄暗くなった電気のないコテージで、ろうそくをともして夜を過ごし、冬には雪景色にろうそくの明りを白い雪に反射させた美しいささやかな景色を楽しみます。太陽が出ていても出ていなくても、ろうそくや自然の明りを楽しめるそんな文化がフィンランドには根付いているのです。
クリスマスマーケット


 ヘルシンキでは、クリスマスのオープニングが11月21日に開催され、当然ながらクリスマスのデコレーションや明りがより華やかになります。クリスマス・イベントも様々な場所で開催されます。イベントそのものだけでなく、明りの雰囲気も楽しんでフィンランドの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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