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今週のこぼれ話

「フライング・フィン」
 マッティ・ヌカネン
クリスマスのオープニング
ニョロニョロと誕生日はいかが 
タヴァスティア
カエル教授
平均的なヘルシンキ人 
さようならアルヴィ・リンド!
フライング・フィン
フィンランド・カフェ2003
カレワラ
Feel Finland
フィンランド−スウェーデンの陸上大会
携帯の国フィンランド



  11月号(月一回2週目更新)

■父親休暇 
03.12.2003
 フィンランドは、ヨーロッパで初めて女性の参政権が認められた国、男女同権が日本よりもずっと進んだ国です。国会議員も女性は3分の1以上で、閣僚もポスト18のうち約半分の8人の女性大臣がいます。日本のように女だからといってマドンナ議員と騒がれることはなく、女性の政治家はあたりまえ。しかも男女関わらずに30代の大臣も珍しくないのがフィンランドです。

大統領夫妻
 現在の大統領は、フィンランド初の女性大統領でタルヤ・ハロネン。大統領の夫で社会保障問題を専門としているペンッティ・アラヤルヴィ教授が、フィール・フィンランドのイベントの一環である「社会資源としての平等―仕事・家庭・教育における女性と男性」と題するシンポジウムのパネリストとして来日しました。フィンランドでは、女性議員が多いだけでなく女性が働くことは当然の社会で、専業主婦は少数派。もちろん育児休暇など社会保障も充実しています。

 女性だけでなく、男性も父親休暇の制度があり、育児にしっかり参加します。夏休みは1ヶ月あるのが通常の上、育児のために男が仕事を休む、なんてことは日本のサラリーマンにとってはとんでもない話。前首相のパーヴォ・リッポネンも在職中に父親休暇を取り、フィンランドの社会保障制度を率先して活用しました。
パーヴォ・リッポネンと家族
(父親休暇を取れる歳の首相や大臣がいる、というのが日本ではめったにないことでもありますが。)「男は外で稼がなきゃ。」という日本では、フィンランドの状況は信じがたいことでしょう。ちなみに、大統領はアラヤルヴィ教授とは籍が入っていなくも選挙に勝ちました。(当選後、正式に結婚しました。)パーヴォ・リッポネンも要職にありながら、現在の妻であるパイヴィと結婚前に公式の場に登場するなど、これまた日本では考えられないことでしょう。

 フィンランドのようなゆとりがあり、プライベートも優先させる社会がもしかしたら現代では求められているのかもしれません。世界経済フォーラムの国際競争力の調査では、フィンランドは今年もアメリカなどの大国をおさえてナンバー1となりました。また、学力調査でも世界ナンバー1。休暇をゆっくり取っても国際的に競争力を示すことはできるのです。師走と忙しいこの時期、ちょっと立ち止まって、いろいろ考えてみるのも大切なことかもしれません。

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