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8月の半ばを過ぎると、学校も始まりフィンランドはすっかり秋の気配です。夏の間は人々が都市から田舎に移動するため、都心の劇場やコンサート・ホールはお休みになります。8月末に秋のシーズンが始まり、また美術館では新しい企画展が始まり、芸術の秋となるのです。
ヘルシンキで毎年8月末から9月にかけて2週間にわたって行われる「ヘルシンキ・フェスティバル・ウイーク」は、音楽、演劇、映画、絵画といったあらゆるジャンルのアートの祭典です。8月最後の木曜日に「芸術家の夜」と称して夜通し街のいたるところで、パフォーマンスが行われるのも、夏の終わりを告げる行事として定着しました。今年は8月30日。この日ばかりは、いつもは静かなヘルシンキの街に多くの人が繰り出し、賑やかになります。
この秋にヘルシンキに訪れる機会にある方へのお勧めは、アモス・アンダーソン美術館の企画展です。8月23日から始まるのが、イシモト・フジオ氏のコレクション「Matkalla(旅にて)」。日本でも少しずつ知られるようになってきたフィンランドのテキスタイル「マリメッコ」社の日本人デザイナー、イシモト氏は31年もフィンランドに暮らしています。マリメッコの店でテキスタイルを見ていると、生地の端にあるアーティストの名前が「Fujiwo Ishimoto」となっているものに気付くでしょう。フィンランドと日本が混ざったようなそんな独特なデザインをアモス・アンダーソンでは一度にみる事ができるのです。ちなみに、イシモト氏はマリメッコだけでなく、陶器の「アラビア」社のデザイナーでもあり、アラビアの美術館(Hameentie 135)にもイシモト氏の作品は展示されています。
アモス・アンダーソン美術館はデパート「Forum」の裏にあります。オシャレなカフェと質の高い企画展で、目の高いヘルシンキっ子に人気の美術館です。イシモト氏の企画展は10月7日までの予定です。この期間に足を運べない方は、エスプラナーディ通りの「マリメッコ」で作品を探すのもまた楽しいのではないでしょうか。
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アモス・アンダーソン美術館
住所 Yrjonkatu 27
URL:www.amosanderson.fi
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