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フィンランド北部のハイテク都市、オウルには携帯電話ノキアの工場があることで有名です。そんなオウル市にはかわった男性合唱団が本拠地を構えることでも知られています。「Huutajat(=フータヤ)」は直訳すると「叫ぶ人たち」、文字通り叫ぶことでステージを作り上げる合唱団です。
「叫ぶ男」集団は1987年に結成されました。団員はオウル在住の学生や社会人がほとんどで、一種のクラブ活動のようなもの。
指揮者兼作曲家のペトリ・シルヴィオ以外のメンバーは常に入れ替わっています。民謡や国歌、さらには誰でも知っているポップスを男達が叫んで一つの曲にしてしまう、不思議な合唱団。叫ぶ男たちは、2001年に海外の音楽祭にも招待され、日本では「東京の夏音楽祭」で独特のコンサートとシルヴィオの講演会が行われました。ステージでは、黒のスーツを着た男達が、「君が代」やフィンランド国歌はもちろんフィンランド、日本の民謡をステージ上で表情を崩さずに叫びつづける姿は見ごたえがありました。また「カメラを片手に旅行をする日本人」のステレオタイプを表現して、ステージ上から団員がそろって客席に向かって使い捨てカメラのフラッシュを光らせたり、という大まじめな顔で行うパフォーマンスも笑いを誘いました。
ワールド・ツアーには地元オウルの映像作家、ミカ・ロンカイネンが同行し、各地で叫ぶ男の活動を記録しました。フィンランド国内での映像も加えて、叫ぶ男達のドキュメンタリー映画が今年完成。映画「Huutajat 叫ぶ男」は、海外ツアーでのパフォーマンスのおかしさもあり、フィンランドで話題となっています。 シルヴィオが来日時の講演会で、「秋葉原の電気街で叫ぶ男達を合唱団にスカウトしたい。」と語ったように、日本には叫ぶ男予備軍がたくさんいるようです。映画の中では、当然ながら日本で撮影された部分もあります
B目をひくのは、なんといっても選挙運動中の「叫ぶ男」でしょうか。2001年7月は選挙の時期。選挙カーが連呼する候補者の名前、そしてマイクを片手に政策を叫びつづける姿はオウル人にも不思議に思ったようです。こういう映像が日本はヘンな国、という印象を与えるのでしょうか。現在は統一地方選挙戦が展開中の日本。叫ぶ男達のようなユーモアを混ぜて叫べば若者にもアピールできるかも?「叫ぶ男」については www.huutajat.org
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