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■ クラウドベリー
28.07.2004
ヘルシンキのマーケット広場
 フィンランドでは様々なベリーがとれます。夏から秋にかけて、ブルーベリーやストロベリーなどの日本でも一般的なベリーから、リンゴンベリーやクラウドベリーといった、あまりなじみのないものまで。この時期のマーケット広場では、様々なベリーが屋台で売られています。一部輸入品もありますが、ほとんどがフィンランドの森からつんできたばかりの新鮮で甘酸っぱいベリーばかり。ちょっと小腹が空いたときには、ベリーを1リットルくらい買って袋からそのまま食べ歩くのが夏のフィンランドの風物詩。マーケット広場を歩いてみたら、ぜひ試してみたいものです。

ホロムイイチゴ
 田舎に住んでいれば、森の中から好きなだけベリーを摘むことができます。都会に住んでいてもベリーのためにバケツを持って森に入る人もいるくらい。そういうわけにもいかない人は、マーケット広場で大量にベリーを買います。雪で閉ざされる冬のビタミン補給に、ベリーは最適。仕入れた大量のベリーは、砂糖を加えて煮込んでジャムや濃縮ジュースといった保存がきく状態に加工されます。家族総出の作業は、大変だけど夏休みの楽しい一日となります。

バケツいっぱいのヒッラ
 フィンランドでとれるベリーの中でも王様とよばれるのがクラウドベリー、フィンランド語では地方によってよび方が違い、北部では「ヒッラ」南部では「ラッカ」といいます。和名は「ホロムイイチゴ」で、日本の田舎でみかけるキイチゴの一種です。基本的には全国に生息していますが、北部や東部地域の湿地帯といった限られた地域で多く取れるため、フィンランドでは希少価値もあり、高価なベリーとなります。ヒッラが取れる場所は、毎年異なり、できるだけ他言はしないで摘みに行くとか。蚊に刺されながら苦労して取ってきたバケツいっぱいのヒッラをマーケットで売ればちょっとしたお小遣いにもなります。フィンランドでは「アイスクリームのクラウドベリー添え」などはポピュラーなデザート。ヒッラのジャムやゼリーは保存も利くよいお土産となることでしょう。

 北極圏より少し南のラヌアでは、毎年8月最初の週末に「ヒッラ・マーケット」が開催されます。マーケットには、ベリーだけではなく様々な屋台が並び、イベントも盛りだくさん。今年は7月31日〜8月1日まで。本場のベリーを味わいにでかけてみてはいかがですか?

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