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■ ヘルシンキ・オリンピック
ヘルシンキ・オリンピックのポスター

 半世紀前のヘルシンキで行われた世界的なイベントというと?1952年開催の「ヘルシンキ・オリンピック」です。戦争の影響でヘルシンキ大会に至るまでには紆余曲折がありました。1940年12回大会は、東京開催が決定していたにもかかわらず、日中戦争を受けて返上。次点だったヘルシンキに変更されましたが、ソ連のフィンランド侵攻で開催不可能になりました。続く1944年には世界大戦のためオリンピックは中止され、戦後の1948年にロンドンでオリンピックが12年ぶりに開催されました。このとき、日本は戦後の混乱のために不参加。日本が戦後初めて出場したオリンピックとして日本のスピポーツ史にも残るのがヘルシンキ・オリンピックなのです。

当時のオリンピック・スタジアム
 ヘルシンキ大会は、オリンピックが商業主義となる前の最後の大会として、あるいはソビエト連邦が初参加し、スポーツ大国の名を響かせた大会としても、スポーツ史に残されています。日本は、金メダル一つと銀メダル5個を獲得。現在オリンピック・スタジアムを訪れる熟年の日本人は、戦後の復興の中でこの日本人選手の活躍に勇気を与えられたことを思い出すようです。

1920年 アントワープでのパーヴォ・ヌルミ
 フィンランド人でオリンピックの英雄といえば、1920年代に活躍した長距離走者のパーヴォ・ヌルミ。残念ながら現在では使用されていない10マルカ紙幣の顔でした。3大会で金メダル9個を獲得したヌルミは今でもオリンピックの記録です。(カール・ルイスがアトランタで金メダル9個目を獲得してヌルミの記録に並びました。)オリンピック・スタジアムの前には今でもヌルミの像が風をき って走りつづけています。引退してから人々の前に姿を現さなかったヌルミは、約20年ぶりにヘルシンキ・オリンピックで、聖火ランナーとして姿を現し、地元オリンピックに花を添えました。

  さて、ヘルシンキでは今年オリンピック50周年記念のイベントが開かれます。
パーヴォ・ヌルミの像
7月19日がオリンピックの開幕の日。50年後に再びオリンピックスタジアムに聖火をともそうと、7月12日にラップランドのムオニオから聖火ランナーがスタート。白夜の夏を南下して、19日にはヘルシンキに到着。スタジアムでは、もちろん50周年記念祭が開催。スタジアムに併設しているスポーツ博物館では10月20日まで特別展が行わているので、半世紀前にタイムスリップをしてみてはいかが? 英語でのヘルシンキ・オリンピックの情報はこちらから

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