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世界がボーダーレスになっている現代、海外旅行に出かけてテレビをつけるとなんだか見たことある番組をやっている、なんてことは珍しくないでしょう。アメリカの人気番組「アリーマイラブ」や「ER」はフィンランドでも人気番組。日本のアニメも人気で「ポケモン」や「デジモン」は子供に絶大な支持を得て、キャラクターグッズもあちこちで売られています。
直輸入のテレビ番組だけではなくて、有名な番組の自国版というのももちろん作られます。日本でも人気の「クイズ$ミリオネア」は、英国生まれ。同じヨーロッパ内のフィンランドでも放送されています。タイトルはなぜか英語で「Greed(欲張り)」。金曜日の夜8時からとゴールデン・タイムの放送。昨年の放送開始から視聴者は増えつづけているということです。
セットも似ているし、出題される問題が簡単なのも、ミリオネアになりたい!のコンセプトは同じ、なのにフィンランドのミリオネアを見ているとどこか違った印象をもってしまいます。多少ルールも違います。フィンランドのミリオネアはチーム・プレイ。一般参加者からまず予選問題で6人選ばれ、その中から一番成績のよい人がキャプテンになります。最初の数問ではキャプテンはチーム員の解答が間違っていると思えば訂正する権利が、さらに賞金の高い次の問題に挑戦するかを決定する権利もあります。そして段階が進んでいくと、チーム員も減っていきます。誤答した挑戦者はスタジオを去り、チーム一人あたりの分け前が増えることになります。司会者もちょっと地味だし、挑戦者も普通の人たち。一般の観客もいますが、日本に比べると演出はかなり地味。
でも大きな違いは、フィンランド人の国民性にあるのでしょう。問題が進み、「よしこれから!」と思うと、キャプテンが「ここで帰ります。」司会者がだめ押ししても、「確実にお金を持って帰ります。」だって。スウェーデンの新聞が調査したヨーロッパでのミリオネア放送国28国の中でも挑戦者の獲得賞金をくらべるとフィンランドは24位。賞金の最高額は100万マルカ(約1800万円)なのにそこまでゲームが進むことはなく、フィンランドの視聴者はやきもきしている、とか。こういうフィンランド人の堅実さが、また旅で触れる現地の人の暖かさにつながるのでしょうか。
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