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10月号(月一
回2週目更新)
■ フライング・フィン
8.10.2003
「フライング・フィン」は世界に誇るフィンランド人スポーツマンのニックネーム。古いところでは、1920年代の長距離走者で、9つのオリンピック金メダルを獲得したパーヴォ・ヌルミ。また、80年代のスキー・ジャンパーのマッティ・ヌカネン(ニッカネン)、F1のチャンピオン、ケケ・ルーズベリ(ロズベルグ)やミカ・ハッキネンなどが「フライング・フィン」として知られています。
フィンランドでは、「フライング・フィン」の名前がついた航空会社が2002年に誕生しました。日本でも価格競争のため航空チケットがずいぶんと安くなってきましたが、フィンランドでも低価格の航空会社が登場して、驚くような航空運賃を提供しています。完全なチケットレス、機内でのドリンクや食事のサービスは有料、といったミニマムなサービスで安価かつ安全な旅を提供するというのが、フライング・フィンのコンセプトです。シーズンによって、運航する路線も値段もまったくかわりますが、例えばロンドンまで通常ならば往復200ユーロ以上はする運賃が69ユーロから、というのは魅力的。予約する時期にもよって価格には差が出てくるのですが、国内線では30ユーロを切るような値段も設定されており、スケジュールさえあえばお得です。
「フライング・フィン」が航空会社の名前として違和感がないのはもちろんですが、出資者の一人が正真正銘過去の「フライング・フィン」、WRCのラリー選手権で4度のチャンピオンに輝いたことがあるユハ・カンクネンということも納得です。スポーツ界を引退してから政治やビジネスの世界で活躍するような元スポーツマンは世界中におり、モータースポーツでは元F1チャンピオンのオーストリア人、ニキ・ラウダのラウダ・エアも有名です。
さて、現役の「フライング・フィン」で今一番熱いのがF1のキミ・ライッコネン。ラリーでは、マルクス・グロンホルムが3戦を残して総合6位まで後退したのに対して、キミは10月12日のF1選手権、鈴鹿最終戦にチャンピオンへの可能性をほんのわずかだけ残しています。最後まで目が離せないF1で、生の「フライング・フィン」を見られるチャンスです。実際にかっとんでいるフィンランド人の応援に行ってみてはいかがですか?
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