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■ デニス・ロドマンの奥様運び
06.07.2005
運ばれるほうも大変
 人口5000人の東フィンランドにある小さな町ソンカヤルヴィは毎年7月始めに世界中から注目されます。「奥様運び大会」が開催され、世界各地から競技者が集まるからです。奥さんをかついで障害物を越えるという単純でバカバカしい競技に北米やエストニアなどから、予選を勝ち抜いた最強カップルが集まります。

 今年の目玉は元NBAスター選手のデニス・ロドマンが出場するというニュース。現役時代から奇行で知られたロドマンが、まだ試したことのない馬鹿らしいことに出場する、運ぶ奥様はいないので大会までにみつかならなければ大会事務局がフィンランド人女性を用意する、と発表したのが春。ソンカヤルヴィ女性は、元スターに担がれることを夢みて何十人も事務局にアピール、もちろん地元だけではなく、海外メディアの注目度も今まで以上に高まりました。

団体競技もあり
今年はイタリアのチームも
 ところがロドマン本人は、ソンカヤルヴィまで来たものの競技をなめていました。ソンカヤルヴィの女学生をかついで試しに50メートルも走ったところで、足の怪我のためにギブアップ。競技は棄権することになりました。不本意なロドマンは来年は奥様をみつけて、きちんとダイエットとトレーニングをして競技に臨むと宣言。「フィンランド人女性は美しく、いい感じ。」とインタビューに答えたロドマンは、競技後にフィンランド人奥様を探して帰るつもりだとか。

 もう一人、国内から出場した注目の選手は、プロ・ボクサーで現在国会議員のトニー・ハルメ。最近離婚したハルメは、当然ながら奥様でない女性を担いで出場。スポーツマンだからといって、この競技で勝てるわけではないことは、ロドマンの例だけでなく、ハルメが40組中30位という結果からも明らか。この競技に勝つためには、担ぐ方も担がれる方もしっかりとトレーニングする必要があるのです!

かなりのトレーニングを積んでの参加
 さて、競技の結果というと真剣にトレーニングして世界チャンピオンに挑むエストニア人カップルが今年も優勝。エストニアからのウウソルグ兄弟はこの競技の常連で、兄マルゴと弟マディスのどちらかのカップルがここ数年優勝しており、今年の優勝は兄のマルゴ組。マルゴは陸上の中距離選手だったものの怪我で陸上をあきらめて、この競技に勝つためにかなり真剣にトレーニングした上、担がれる女性も制限ぎりぎりの49キロに合わせるようにダイエットした上で参加しています。エストニアから優勝を奪還すべく8回目の挑戦となったエスポー出身のタイスト・ミエッティネン氏は3年連続で体重もジャスト49キロのエイヤ・ステンベリを担ぎ、ウウソルグ兄弟の間を割ったものの今年もわずかに3秒届かず、今年も2位に終わりました。

 アジア人の上位入賞はまだないこの競技。そしてロドマンのようなスター選手と同じ競技ができるチャンスなんてないはず。ぜひ来年こそは初の日本人優勝を目指してみては!?

ソンカヤルヴィのエウコンカント(奥様運び)

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