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フィンランドは本当においしいのです!

20.09.2006
シベリウスの家「アイノラ」
 フィンランド人は意外に執念深いのです。はやりすたりのスピードが早い日本では、数ヶ月前の話題をすっかり忘れてしまうこともありますが、フィンランドは1年以上も前の因縁をきっちりと覚ええていました。ヨーロッパの政治家が「フィンランドの食事はおいしくない」と発言したことを根に持っていて、この不名誉を挽回するための機会が1年以上たって訪れました。

 ヘルシンキで9月10−11日に開催された「アセム・サミット」には、小泉首相を始めとしたヨーロッパ、アジアの首脳が参加しました。小泉首相は、フィンランドのマッティ・ヴァンハネン首相の招きでシベリウスが晩年を過ごした家「アイノラ」でスペシャル・コンサートを聴いてご満悦。シベリウスの若いころに髪型が似ている、ということも話題になりました。世界遺産スオメンリンナ島では拾った石を宝石と表現。最後の外遊をフィンランドで楽しんだようです。

世界遺産のスオメンリンナ
 アセム・サミット期間中は様々な議題の会議や首脳会談が行われました。もちろん外交問題など大切な話題はたくさんあるのですが、フィンランド人がどうしても気になってしまったのがフィンランド料理の味。いつも以上に気合をいれたはずのフィンランド料理は各国のゲストのお口に合うのか?「フィンランドの食事問題」は、昨年夏フランスのシラク大統領の発言から一気に広まりました。シラク発言の前に、イタリアの前首相ベルスコーニもフィンランド料理をけなしていたため、イタリア人記者には「タルヤ・ハロネン大統領に前首相の失言を謝りたい」とまで言わせました。食通で知られるフランス人記者も「フランス料理と同じくらいにおいしい!」と大絶賛。

独特の素材を使ったラップランド料理
 アセム・サミットに参加したイタリアの現首相プロディも自分が味わったフィンランド料理は大満足。とくに肉料理に添えられたベリーのコンビネーションがお気に入りのようで、次回訪れるときの食事を楽しみにしている、とも述べました。フィンランド人も1年以上かけて、不名誉を完全に払拭することができて大満足。新聞も「食戦争」は終わった!という見出しをつけたくらい。フィンランド人は、侮辱を受けても激昂することはあまりないのですが、執念深くスマートに名誉回復を目指します。ついうっかりの失言には注意です!
 
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