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28.04.2004
フィンランドのメーデー(ヴァップ)
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寒い北の国の人は、お酒好き、というイメージがあるでしょう。北欧フィンランドもその例にもれず、結構飲む人が多いのです。寒いときは、もちろんアルコールで体を温めるという実用的なこともあります。でも別に冬だけ飲むのではなく、夏でもビールから始めてさらに強い酒を夜通し飲むことも珍しくありません。さすがに毎日飲むのには気がひけるでしょうが、朝まで飲んでも慣例といって堂々としていられるのが、夏至前夜祭とメーデーの前夜祭です。メーデーは、毎年5月1日で前夜祭は毎年4月30日。労働者や学生のお祭、さらには春の訪れを告げる祭典ともいわれます。氷が溶けた川や湖に学生が飛び込んで大騒ぎをするのも恒例。ちょうどテラスで酒をのんびり飲むのが気持ちの良い季節なので、景気をつけて大騒ぎして、さらに午前まで飲み続けるのです。
強いお酒コスケンコルヴァ
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そんな酒好きには、うれしい法改正がありました。3月1日からアルコール税が大幅にさげられ、ビールの税率は32パーセント、アルコール度の強いお酒の税はなんと約40パーセントまで引き下げられたのです。当然ながら、お酒の価格もかなり下がりました。「5月1日からエストニアがEUに加盟する」というニュースは、日本人にとっては全く遠い話ですが、フィンランドにとっては対岸の国の情勢はとても大切です。今までフィンランド人は物価の安いエストニアに気軽にでかけ、安いお酒を大量に買ってきました。ただし、大量とはいってもEU非加盟国からのアルコールの持込には制限があるので、そのぎりぎりまで、ということ。ところがこの制限がなくなれば、安いエストニア産の酒のみがフィンランドで消費され、フィンランドのアルコール会社が生き残れなくなるかもしれないことからの救済措置なのです。
タリンはバルト海を挟んで隣国
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お酒を無制限に飲めるメーデー前夜祭を前に、国所有のアルコール会社「アルティア」もエストニアの酒に負けるな、と安いパッケージ商品の広告を新聞に堂々とだしたくらい。フィンランドのお酒を飲もう!ということです。「フィンランドの酒は高い」と思いこんでいた人も多いでしょうが、今はそんなことがありません。日の長くなったフィンランドで、地元の人に混ざってフィンランドのお酒を味わいに出かけてみてはいかがですか?
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