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フィンランドでは、病院は社会福祉省の組織下に置かれ、自治体においては社会福祉局の管轄下にある。社会福祉局では、児童福祉から障害者、高齢者福祉、歯科医療、一般医療について統括している。また、その医療制度は、2段階に分かれている。この医療保障制度は、1950年代から1970年代にかけて整備されたものである。

●一次医療(プライマリ・ヘルス・ケア)
自治体が運営する保健医療センターで実施される。1次医療にあたる保健医療センターには外来診療と入院病棟がある。このほかに、民間のクリニックもある。住民のクリニックもある。

●特殊医療
プライマリ・ヘルス・ケア以上の医療は、特殊医療へと移行する。フィンランドは20の専門医療地区に区分されていて、全ての自治体がいずれかの医療区分に所属している。これら20の専門医療地区は、大学病院など高ヌ高

フィンランドの医療現場における
リスク・マネジメント

フィンランドでは、医療現場でのリスクマネジメントに取り組むために1993年3月1日「患者自身は健康状態に関する情報と自分に施される医療方法について納得するまで知る権利が定められている。加えて、自分が受ける医療方法についての最終決定は患者自身が決定できるという点に特徴がある。

この法律が遵守されるために、保健医療センターも含め、各病院では「オンブズマン」が設置されることが義務付けられた。このオンブズマンの存在は、患者が受ける医療レベルを上げるためにも重要なものとなっている。

●フィンランドの医療の質
医療の質を問う場合、施される医療技術と医療費との関係も重要な要素のひとつとして考えられている。例えば、難しい心臓のバイパス手術で、同じ手術を行うのにフィンランドはアメリカの3分の1の費用でできるものがある。この場合、手術後の結果が同レ血月凾フ保育時間は最長10時間と定められている。

オンブズマンの仕事

保健医療センターや中央病院、大学病院に設置が義務付けられている、オンブズマンの主な仕事は、患者とその家族

に持ち込まなくても「専門家」の間で、早期解決することが可能となっている。また、実際に医療機関で起こっている問題は、刑事事件にまで発展させなくても良いことが大多数であるという。裁判所にまで持ち込まずに問題を解決することで、当事者の精神的負担が軽く、早く苑≠ュ解決できる点も評価されている。 そして、オンブズマン制度の重要性は、医療の質を高めるためにも大いに役立っていると認識されている。オンブズマンが扱う問題を分析することで、失敗の可能性が高い(術後生存率が芳しくないなど)「難しい治療」を「特定の病院に集中」させ、


フィンランドの医療体制は緊急の場合を除き、完全予約制のため日本のような患者の取り違えなどの医療過誤を発生させる温床がない。それゆえフィンランドではリスクマネジメントは、医療過誤を防ぐためではなく、医療の質を向上することに目的を定めている。


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